「中域トルク用ノンスチール系レジンモールドライニング」の開発に成功しました。

2021年初頭より開発をスタートさせた「中域トルク用ノンスチール系レジンモールドライニング」について、この度実用化の目処がつきました。通常のレジンモールド系ブレーキライニングは、摩擦調整が容易なスチール材を10%~20%含有しておりますが、弊社は自転車やPEV(パーソナルモビリティ)に適した動的トルク70N・m~120N・mまでの範囲である「中域トルク」を発生させるブレーキに特化し、スチール含有を2%以内に抑えたモールドの開発に成功しました。

・製品名 Karasawa「RM-fric」
・製品内容 レジンモールドライニング材
・製品提供 弊社標準ブレーキに実装、または開発受託提供
(ブレーキシューとして製品化、材料供給のみは不可)
・適用外 ディスクブレーキのパッド

・性能概略
 a. 静トルク 70N・m~120N・mの範囲
(Φ90mm、幅12mmのブレーキドラムによるデーター)

 b. 試験荷重 200N

上記性能概略は弊社試験機によるものです。
ご要望に応じたライニングの開発が可能ですので、お問い合わせください。
なお、このライニング材の開発における弊社の取り組みをブログ記事「ブレ~記」にて公開しております。ぜひご覧ください。

株式会社唐沢製作所 開発チーム